横浜オフィスの鈴木です。
特別支援学校の高等部に在学中の息子の話です。
現在、自立に向けてお金の使い方や携帯電話の使い方を練習しているところです。
買い物については、洗剤のような本人に馴染みのないものまで買って来られるようになり、親が想像した以上の成長を見せてくれています。
また、携帯電話の使い方は学校でも練習してくれていまして、帰宅後にマニュアルを見ながら学校に帰着連絡の電話をかけることもできるようになりました。
ところがですよ、先日、「ファーストフード店で好きなものを買っておいで」とお金を渡して送り出したのですが、持ち帰ったお釣りが思ったよりも少なかったのです。
「あれ?」と思い、レシートを確認するとハンバーガーをセットで頼まず、それぞれ単品で注文していたことが判明しました。それまでも私が書いたメモを見ながら注文することはできていましたので、油断しました。これはセットで注文するよう具体的に教えなかった母の落ち度です。セットで買うより200円以上余分な出費になりましたが、これくらいはまあ許容範囲です。
問題は携帯電話です。先月の利用料金が普段の月よりも20,000円以上高かったのです。
通常であれば、何に課金したのか心配するところでしょうが、そこまで携帯を使いこなしているようには思えません。慌てて明細を見てみると長電話をした履歴がありましたが、残念なことに長電話するような友人はおらず、謎は深まるばかりでした。
そこでよくよく通話先の電話番号を確認すると私の母のものでした。
そう言えば、少し前に家族で携帯電話をかける練習に付き合ったことがありました。
おそらく、「もしもし」「はいはい」といった会話の後、双方の電話が切れておらず、繋がったままになっていたのではないかと推測しています。
電話初心者の息子と携帯電話に不慣れなおばあちゃんの不運な偶然が重なったのでしょう。二人とも悪気はなく、責めることはできませんでした(泣)。
思わぬ失敗はありますが、トライアンドエラーを繰り返しながら生活スキルをアップしていってくれればと願っています。

- 鈴木
- さがみ社会保険労務士法人
横浜オフィス所属 - 社会保険労務士有資格者