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ずっと不登校で大人になった人へ

35年目のラブレターと夜間中学

こんにちは。社会福祉士・精神保健福祉士の渡邊です。

実話を元にした映画、「35年目のラブレター」を観ました。
こころの宝箱がひとつ増えたような、ほんとうに素敵な映画で、
ちょっとワンシーン想い出すだけで、人に優しくしたい気持ちになります。

小学校から学校に行くことができず、読み書きができないまま定年を迎えた西畑さんが、
64歳から「夜間中学」に通い、妻に手紙を書く実際のお話です。

『人は何歳からでも学べる』というテーマと同時に、できて普通と社会で思われているようなことが上手くできないことの生きづらさ、傷つき体験、自己否定感、そして理不尽さに、痛みと悔しさを強く感じます。それらをリカバリーする機会と巡り会ったとしても、さんざん頑張ってきてそれでも傷ついてきた人にとって、もう一度頑張ろうと思えることがどれだけ難しく、勇気が必要であることか。夜間中学にいるみんな、この国のこの社会で上手く生きることができない経験をして、勇気を出して学びきているのだと思います。

西畑さんの通った「夜間中学」に、人に見られることが苦手な10代くらいの子がいて、
毎日お父さん付添で、パーテーションで区切られた空間で授業を受けているのですけど、
少しずつ、少しずつ、人とコミュニケーションがとれるようになって、
クラスメイトと楽しそうに笑って話すようになっていきます。
そんなわが子の姿に涙あふれる父。そんな父子の物語を想像して感極まるわたし。
いろんなサイドストーリーにも思いを馳せてしまう映画でもありました。

貧しさや戦争で学校に行けなかった人、
いじめや精神的なことなどで登校できなかった人、
外国から働きにきた人、
家族の世話をするために学校に行く時間がなかった人、
いろんな人の事情、学びたいこと、学べるペースに合わせて寄り添う教師。
そういう人たちが、関わりあって、影響しあって、変化していく場所。
それが、この映画から感じた「夜間中学」でした。

夜間中学とは?

義務教育というのは、国が、この国で一定の生活をしていくために必要であると判断している内容の学びです。この国で生活する誰もが、学ぶ権利をもち、国はその機会を保障しています。
もし、なんらかの事情で、十分に義務教育を受けられなかったのであれば、何歳になっても、「夜間中学」という選択肢があることを、知っていていただけたらと思います。

  • 義務教育を受けられなかった、あるいは、十分に受けられなかった人が、義務教育の年齢を過ぎてしまっても、自分のペースに合わせて学ぶことのできる公立の学校です。
  • 授業料は無料です。
  • 授業料以外の費用、入学の時期や人数は、給食の有無は、学校により異なります。

もう少し知りたい!

詳しく知りたい方は、ご自身の居住地にある夜間学校、または教育委員会にお問い合わせください。

【参考文献】
・全国夜間中学ガイド 学びリンク株式会社 2016/3/3
・戦後夜間中学校の歴史 大多和雅絵 (著) 六花出版株式会社 2017/6/16 
・不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき 
 おおたとしまさ(著) 集英社新書 2022/8/22

渡邊
渡邊
さがみ社会保険労務士法人
 横浜オフィス所属
社会保険労務士試験合格者・社会福祉士・精神保健福祉士

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