ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin神奈川に参加してきました
こんにちは、渡邊です。
8月23日(土)に横浜市のみなとみらいで開催された
ひきこもりVOICE STATION全国キャラバンin神奈川に参加してきました。
とっても、とっても、参加してよかったです。
本人、家族、支援者にかぎらず、みんなにお勧めしたいです。
ちっちゃなことの集まりが、大きな川になる。
日常のささやかなものを欲すること、好きだと思うこと。
好きだと言ってもいいのだと思えること。欲する自分を許せること。
小さな小さなことを、自分で決めること。
自己肯定感や自己効力感てそういうことの積み重ねなんだということが、
あらためて身体に入ってきました。
ひきこもり状態から脱するエネルギーとして、人の、命に関わる欲望(食欲や睡眠欲など)以外の欲望がキーになるようです。なんでもいいのです。朝起きたいとか、美味しいもの食べたいとか、マンガ読みたいとか、堂々としていられる自分になりたいとか、明日は今日よりちょっと明るい気持ちで過ごしたいとか、なんでも。
障害年金を受給したいというその気持ちも、大事な欲望です。
その気持ちが、自分づくりの道につながっています。
生きていこうっていう立派な意欲です。
ひきこもりVOICE STATION全国キャラバン
ひきこもりVOICE STATIONは、厚生労働省が運営する全国のひきこもり当事者・家族・支援者の声をみんなにシェアするWEBコミュニティーです。
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/
全国キャラバンは、会場参加、オンライン参加、どちらも可能なイベントです。
演出家の宮本亜門さん(ひきこもり経験者)がクリエイティブディレクターで、プロの力を随所に感じます。
少し前に、東京でアート展『HIKIKOMORI” ANYONE?他人事じゃないかも展』も開催されていました。
今、ひきこもりVOICE STATIONのサイトでバーチャルで鑑賞できます。
いつまで入れるのか分からないのでお早めに!
https://shakainoad.metatell.app/SkXWayy/
ひきこもっていた当時の思いを俳句で表現した作品(解説あり)が特に私は心にズンときました。いつか作品集を本で出して欲しいなと思います。
全国キャラバンin神奈川
8名の方(ご本人、ご家族)の人生グラフと経験のシェア。
支援者4人のパネルディスカッション。
人生グラフを話してくれた方の中から、3人の方の人生の一場面を、その本人以外の当事者たちが演じる朗読劇。
大きくはこの3つで構成されていました。
宮本亜門さんが楽しく上手にご本人たちに話を聴いていき、
会場全体が常にあたたかい空気に包まれていたのが印象的です。
朗読劇ってなんのためにやるんだろう?と思っていたのですが、自分の体験を、他者が演じて、それを客観的に見ることで、自分の体験に対する見え方が変わるそうです。タイミングによるとは思いますけど、自分の体験を観客としてみることで、ストンと落ちたり、こんなもんだったんだなぁと思えたり、なにかその体験から卒業できるような、そんな感覚になることがあるようです。興味深かったです。
神奈川は、他の地域とちょっと内容が違うそうなので、ご興味ある方は各地の会場の内容を確認なさってください。
全国キャラバンの今後の予定はコチラ
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/event/
9月13日(土)高知県高知市
9月20日(土)秋田県秋田市
10月11日(土)新潟県新潟市
10月18日(土)奈良県奈良市
11月8日(土)大分県大分市
ひきこもりに関する全国の相談窓口
ひきこもりVOICE STATIONから、全国の相談窓口を探すことができます。
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/support/
ひきこもり支援に関しては、厚労省が予算をつけて支援の充実をはかっています。
なんとかしたいな思っているご本人、ご家族の方は、相談されてみてください。
全国キャラバンは来年もあると思うので、また参加したいです。

- 渡邊
- さがみ社会保険労務士法人
横浜オフィス所属 - 社会保険労務士試験合格者・精神保健福祉士・社会福祉士
