平塚オフィスの金子です。
先日読んだ『とてつもない失敗の世界史』という本に、
「320万年前、人類の祖先にあたる猿のルーシーが
しくじって木から落ち、化石になってしまった。
これを端緒に人類の歴史は失敗続きである。」というようなことが書いてあり、
不思議と、とても安堵いたしました。
というのも、日常生活上、
苦手だと感じることが多く、
数々の工夫を要しているからです。
- ①地図が読めない
- 実は、全く地図が読めません。自分がどこにいるのか、
どこを向いているのか地図をみても検討もつきません。
さらに、便利なグーグル・マップを利用してナビしてもらっても
目的地に着くのに一苦労という有様です。これでは迷惑をかけてしまうと思い、
最近はグーグル・マップを衛星写真で表示するようにしています。
リアルな写真で現在地が表示されるため、
ようやくスムーズに目的地まで
辿り着くことができるようになりました。 - ②字が汚い
- 相当な悪筆だと自覚しています。
これは直そう、直そうとどれだけ注意しても、
何ともなりません。
なので、何ともならないものは、
もうどうにもできないと、最近は諦めています。ルードヴィヒ・クラーゲスという人は
書字によって心理を捉える「筆跡学」を創始しましたが、
この人にぼくの素の字をみせた暁には、
どんな怒られ方をするのか…。幸いこの時代、字を書く機会はそう多くないので
(機会がないので一向に上達はしないのですが)
大きな欠点にはなり得ていないのかなと思います。 - ③集中できない
- 長時間集中することがどうしてもできない性質のようです。
授業中は基本的に、落書きに専念していました。
試験前には、勉強が続かない自分に腹を立て、絶望的な気持ちでした。勉強方法にも自分は工夫が必要なのだなと結構なショックを受けました。
勉強については、モチベーション維持が重要だと思いますが、
このモチベーションが日々乱高下して予測不能なので、
「WRAP」という技法を真似て、
日々のモチベーションに合わせたプランに沿った勉強をすると、
比較的うまくいくことに気が付きました。これらは、小学校時代が一番ひどく、
テストの点数も怪しかったものの、
能天気に友人と毎日遊んでいました。いつの日か、直々に先生が家にきて、
家族ともども注意を受けるはめとなりました。それでも親は自由放任主義でしたが、
このような有様なのでさすがに危機感を抱き、
本気で悩むことになりました。 - 金子
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - 精神保健福祉士
しかし、ご先祖のルーシーですら、
言葉そのままに「猿も木から落ち」、
化石になってしまったわけです。
そう考えると自分がこうなのは、
ある程度仕方がないことかも、と慰めを得ています。
