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公開日:2021/12/23
  最終更新日:2021/12/23

「無意識」をアートに

無意識をアートに

平塚オフィスの金子です。

日常生活のなかで「シュール」という
言葉を聞いたことがあると思いますが、
この語源はご存知でしょうか?

「シュール」という言葉は、
フランスの詩人アンドレ・ブルトンという人が書いた
「シュルレアリスム宣言」という本で使われたのが
はじめてだと言われています。

「シュルレアリスム」とは、人間の無意識を探り、
新しい芸術作品をつくろうとする試みのことです。
(一番有名なのは、画家サルバトール・ダリでしょうか。)

無意識ときくとフロイトを
思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、
そもそも、無意識をアートにするという
アイデアはフロイトに影響されたもので、
じっさいにブルトンは町医者時代のフロイトに会ったこともあります。

では、無意識がどのようにアートとして
表現されているかということですが、
ブルトンの「溶ける魚」という作品は
自動筆記※という手法で書かれており、
ブルトン自身の無意識が詩として表現されています。
※自動筆記とは、内容を考えて書くのではなく、
頭に次々に浮かんだ言葉をそのまま書き連ねていくという手法。

考えて書かれた内容ではないので、
「溶ける魚」はまったく意味がわかりません。
(意味がわからないので、正直、
読んでいて楽しいとは感じづらいです。)

雨だけが神聖であり、だからこそ、嵐が頭上で大きな袖かざりをふるって財布を投げおとしてくるときに、私たちは森の木の葉のおののきにしか釣りあわないちょっとした反発の身ぶりをする。雨のフリルを胸につけた大貴族たちがある日のこと馬で通りかかるのを見かけ、〈善良なはたご〉へとむかえいれたのはこの私である。黄いろい雨があって、これは私たちの髪ほどに幅ひろい滴をまっすぐ火のなかにおとしてその火を消すものだし、また黒い雨があって、これはおそろしい愛想のよさで私たちの窓ガラスを流れくだるものだが、それでも忘れるまい、雨だけが神聖なのである。

アンドレ・ブルトン(著)巖谷國士 (訳)(1992),「シュルレアリスム宣言・溶ける魚」岩波文庫, pp16

無意識が絵として表現されることもあり、
自動筆記に似た手法で絵を作成する
アクション・ペインティングという手法もあります。
これで有名なのは、ジャクソン・ポロックという画家です。

ちなみに精神科のデイケア活動などで行われる
「コラージュ」という技法も、もとをたどれば
シュルレアリスムから生まれたものです。

コラージュを用いた画家としては
マックス・エルンストが代表的ですが、
写真の切り抜きを組み合わせているだけなのに、
1つの作品としての完成度がとても高いもの
となっていますから不思議です。

20世紀以降、芸術と心理や社会はともに結びついて
発展してきたという歴史があり、美術館にある
子どもでも描けそうだなと思う絵なども、
実はかなりの試行錯誤のうえにつくられています。

昔の、シンプルにきれいな宗教画などとは異なり、
背景まで知らないと楽しめない現代の芸術は
誰でも真似してつくれるけど、
誰にも素直に楽しめないという矛盾を抱えている気がして
残念ではあります。

そして、「誰にも良さがわからないけど誰もが価値を認める。」
という作品の特性ゆえか、最近は資本家の投資対象となっているとのことです。
おそらく、ブルトンも予想していない方向に進んでいると思います。

精神保健福祉士 金子
金子
さがみ社会保険労務士法人
 湘南平塚オフィス所属
精神保健福祉士

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