平塚オフィスの金子です。
ぼくは皿洗いが下手で、
毎回20分くらい掛かってしまうのですが、
実はこの時間、楽しみにしていることがあります。
1日わずか20分ですが、この時間を
週に1回配信されるジャーナリストと社会学者の
番組を聞くことに充てています。
不思議なことに、手を動かしたり、歩いたり、
ゲームをしたりしているときに、
番組を聞きたくなるのです。
体を動かしていないときは、
番組を聞くことに集中できません。
だから、皿洗いの20分間はまさに、
ピッタリの時間なのです。
新聞も読まず、日々のニュースも中々追えない中、
週に1回の番組は貴重な情報源になっております。
そして、福祉系の資格の勉強をした人には懐かしい、
社会学者マックス・ウェーバーなどの
名前がバンバン引用されて刺激的です。
「社会学」は、フラット(価値自由)な視点から社会をみつめ、
ときに文化に所属しきることのできない
「マージナル・マン(境界人)」も研究対象とする
非常に魅力的な学問です。
そして、社会学者自身もまさに「境界人」出身の人が多く、
そういう人々が「社会とは一体何だろう?」と問いかけてきた
知恵の集積ともいえます。
皿洗いはただの退屈な時間ではなくなり、
社会、そして社会を通して自分をみつめる
有意義な時間となりました。

- 金子
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - 精神保健福祉士