はじめまして。
平塚湘南オフィスの青木です。
現在、社会保険労務士資格取得に向け勉強中の受験生です。
今回は初ブログなので、私が社労士を目指すきっかけを書きます。
仕事とコロナと健康と
そもそも私は社労士とは全く違ったことに従事してきました。
企業に務めた後、フリーランスとして独立。
デザインやアートに携わる傍ら、文章を書く仕事をしていました。
2020年2月頃より、コロナ禍に突入。
その頃のお仕事はウェディング関連のデザイン業がメインでした。
結婚式が行えない状況から仕事は激減。
手広く仕事をしていたおかげで、どうにか生活は維持できました。
しばらくしてコロナが猛威を振るう中、健康に関する寄稿依頼があり、文献を探す中でアーヴィング・ケネス・ゾラの論文を目にします。
とってもシンプルにいうと、
「産業革命以降の社会は、障害を生み出す社会となった」というような内容でした。
70年代の論文ですが、内容を現代社会に置き換えるこんな感じ。(※あくまで私の解釈です)
「週5日間働けて健康な人が“普通”だよね!」って風潮、どうなの? byゾラ
マイ・レボリューション
2018年の夏、ある議員の方が「LGBTは生産性が無い」と発言し、議論を呼びました。
仕事柄もあってかLGBTQの友人が多く、私自身もマイノリティであり、当時大きな悲しみに包まれました。
私の父はがんを患い、週5日なんてとても働ける体ではありません。
多くの友人がコロナ以降、仕事も意欲も失い、身も心もぼろぼろ。
私の周りに“普通”な人は、私含め、もう居ませんでした。
(そもそも“普通”なんて人は誰ひとりとして居ないと思いますが、そのお話は割愛)
“普通”とか“生産性”とかを求められ、それに応えられなければ“普通じゃない”とラベリングされる社会。
「健康」について書くなかで、
見えないけどずっとそこにあった差別、社会の“普通”ジャッジと向き合い、
全てを変えたくなりました。
けど社会革命は流石に、無理です。火炎瓶投げるとか出来ないし怖いし、もう令和だし。
なら、せめて、“普通”の分断に立って、自分や周りがもう少し生きやすくならないかなぁ、と。
その結果、働くことや働けなくなったこと、社会保険のプロフェッショナルである社労士を目指そうと思い、さがみ社会保険労務士法人で働くこととなりました。
こうして書き返すと突発的ですね。
実際にはデザインの仕事もあり、自己問答もあり、転職活動までは1年近くかかりました。
きっかけとなった論文の著者アーヴィング・ケネス・ゾラは障害学の権威ですが、論文を読んでいる時には、自分が障害年金に特化した社労士事務所で働くとは夢にも思いませんでした。
社会の“普通”ジャッジに関係なく、わたしたちには権利があります。
受け取るべき人が、あたりまえに受け取れる障害年金制度の実現を目指し、日々勉強しながら、皆さまのお力になれますよう努めて参ります。

- 青木
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - 障害年金コーディネーター