精神保健福祉士の金子です。
今回は、障害をもつからこそ活躍する、ピーター・ディンクレイジという俳優についてお話ししたいと思います。
ピーター・ディンクレイジは、アメリカのドラマや映画などで活躍しており、ドラマ版アカデミー賞といわれるエミー賞助演男優賞を3度も受賞しているベテラン俳優です。
軟骨発育不全による小人症をもって生まれたため、身長は132cmですが、この身長こそが彼の最大の武器となっています。
身長は低いけれども、周りには物怖じしない、豪胆なキャラクターを演じることが多く、そのギャップが非常な魅力となっています。
海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」では、ティリオン・ラニスターという一番人気の主役キャラクターを見事に演じ切りました。
もともと、アメリカには障害をもった俳優の組合があり、メディア出演できるシステムが出来上がっているそうです。
スターウォーズのイウォーク役で有名な小人症俳優ワーウォック・デイビスも小人症の俳優をマネジメントする事務所をもっています。
日本でも、かつて小人症などの障害をもつ俳優がいたそうですが、世間から「善意」の抗議があり、メディア出演が難しくなってしまったようです。
一概に何がよいかいうことはできませんが、多種多様な人が受け入れられる社会の方がいいなぁ、とは思います。

- 金子
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - 精神保健福祉士