はじめまして。
さがみ社会保険労務士法人で精神保健福祉士をしております、金子と申します。
ブログなので、あまり堅苦しくない、日常の話題を主に綴ろうと思っております。
初めてのブログなので、自己紹介も兼ねて、最近、少し驚いた体験をお話しようかと思います。
先日、日々の疲れを癒やしに旅館に宿泊しに行ったときのことです。
旅館に到着してからはしばらくは、何をすることもなくぼーっと過ごしていました。
ひとしきり温泉や食事を済ませた後は、せっかくなので、部屋の外を少し散歩してみることにしました。
もうすっかり夜も更けてしまっていたためか、旅館内には、他のお客さんも従業員もいませんでした。
電気も非常に暗くなっており、古い和風の内装も相まって、まるでお化け屋敷のよう。
少し緊張しつつ、歩みを進めていきます。
団らん室に辿り着くとコーヒーをいれ、ソファに座り、一息つきました。
本当に、何の音もしない、完璧な静寂。
恐怖心が徐々に募っていき、見えてはいけないものまでも見えてしまいそうな心持ちになっていると、
ふと、背後に何か気配を感じました。
咄嗟に振り返ると、
白くて大きな影が視界の端をぼうっと
通り過ぎていきました。
一瞬、「ドキン」と心臓が高鳴り、
凍りつきました。
しかし、前情報でこの旅館には看板犬のゴールデンレトリバーがいると聞いていたので、もしやと思い、廊下に出てみました。
すると、スタッフルームに入ろうとしていたゴールデンレトリバーの巨大な白い体が目に入りました。
ぼくが犬を凝視しながら固まっていると、犬はぼくの方を振り返り、目が合いました。
途端、巨体をふるわせながら、嬉しそうに走ってきてくれました。
早速、頭を撫でてやると、嬉しそうな反応。
撫でているこちらも心地よい、
白くてツヤのある巻毛が印象的でした。
あまりに大きいので、ハグしてみると、すごい包容力を感じました。
病院にいるセラピードッグは、結構重要な存在なのかもしれないという考えが、ふと頭をよぎりました。
しばらく撫でていると、ぼくのことを信頼してくれたのか床に仰向けになり、お腹を見せてくれました。
お腹も撫でてやると、気持ちよさそうに目を閉じ、ウトウトとし始めました。
10分くらいそんなことが続いていると、のそっと犬が起き出し、先程入ろうとしていたスタッフルームに向かって歩いていきました。
こんな夜中にまでお客さんにサービスしてくれた看板犬には、頭が下がります。
この看板犬は人懐っこさとサービス精神から、お客さんにも従業員にも可愛がってもらっているのでしょう。
ぼくは元々、柴犬のメルと長年一緒に暮らしていて、かなりの犬好きですが、ゴールデンレトリバーと触れ合ったのは初めてでした。
あまりに可愛かったので、今後犬好きが加速しそうな予感がします。

- 金子
- さがみ社会保険労務士法人
湘南平塚オフィス所属 - 精神保健福祉士